「同じ温度を感じながらビジネスがしたい」
20万人商圏の地元で愛され続けている老舗の日本料理店。
お付き合いが始まったのは本業の仕出し業(弁当や寿司、法事・法要の際の会席など)で
元々売上のメインを占めていた葬儀社向けの仕出しが不振、利益が残る形で
戦略面の構築と一般・企業向け販路の開拓でご支援させていただいている。
同じ温度で、徹底した伴走を追求している事例。
一般向け販路の開拓に先立ち、市場規模から算出したシェアは数%。この商圏で
トップシェアを獲得すればこのドメインだけで単店2億円は目指すことができる。
戦略としてはこの先の時流は「消費者の胃袋をどこで掴みにいくか」ということ。
この仕出し店の他に素晴らしい日本料理の業態を持っており、質の高い料理を
ご提供されているので事業としてはその先の展開が望める。飲食店や葬儀仕出しの
ビジネスはそもそも「待つ仕事」。衝動型来店の店舗は雨が降れば客数が減るなど
外部環境に左右され、また低単価で来店頻度が高い業態は価格競争にさらされる。
これからの時代、「待つビジネス」の他に「こちらから届ける」というビジネスを付加し
店舗の他に売上が積まれていくストック型のビジネスモデルの構築が必須。
ご支援が始まった当初、まだ店舗の売上・件数のトップラインも上げていただけるが
現金化していくタイミング含め仕出し業を収益基盤としていく方が早いと考えていた。
食に限らず、市場の成長が鈍化していくにつれて消費者のニーズも細分化していく。
例えばドラッグストアに並ぶティッシュペーパーやマスク、低単価かつ高頻度で消費
されていく中で付加価値をつけなければ価格競争となり資本力のある大手企業しか
生き残っていくことができない。食のビジネスも消費者のニーズや利用用途は
細分化している状況、弁当やオードブルなどの商品カテゴリを拡充しながら
プライスラインを整え利益が残りやすいMD構築に取り組んでいただいた。
当たり前のことだが、忘れがちな大切なことです。仕入れ力やオペレーションで
真っ向から勝負するよりもこの地域でこの会社でしかなし得ない名物商品づくり。
ここをカテゴリごとの中心価格に沿ってアイテム数を置いて一個あたり単価を
調整していく。理論値上の単価と実数値が数十円しか変わらない形となった。
基本的に大手は商材を大量ロットで購入するため、同じものを売っても仕入れたときに
数%から物によっては10%原価率が変わってくるため大手の真似をしても勝てない。
また繁盛店や大手が取り組んだ業態などはすでに市場が形成されている。
つまり「大手が取り組むと損をする」ドメインで風呂敷を広げる戦略をとった。
経営者様とご家族とお話させていただき、老舗として大切にしてきたものを守りながら
MDを刷新。見込み顧客の利用用途を包み込んで注文件数は堅調に伸び続けている。
何より売上や注文件数が伸びているということはこの地域の方々に迎合されるビジネスが
できているということ、この地域で最も売上を伸ばし続けていただいていると思料。
「CPAを改善するより、CPOベースで実業を意識する」
よくあるCPAが下がった・コンバージョンが増えたというのは実益に
繋がらないケースが散見される。CPAが下がってもCPOは悪化していることもある。
私たちは管理画面上での数値やアトリビューションなどの概念に囚われてはならない。
この会社様では各媒体の反響率を追っていき、集客する顧客層ごと・商品カテゴリごとに
集客施策を変えてCPO最適化を図っている。
「運用型広告が好き、でもそのクライアントへの提案は最善を」
インターネットマーケティングには無限の可能性があり、しかしながら
CPOベースで見ると紙媒体の方が有用な場合の方が業態によっては多い。
オンライン・オフライン問わず検討した結果年末の販促についてはLTV創出の
チラシを最低部数刷っていただき、売上目標との差額を埋めるために最低限の
新聞掲載を実施いただいた。デザインラフは弊社にて作成、
季節指数をさらに細分化したタイミングでプロモーションを実施。
これまで培ってきた既存顧客との信頼・質の高い料理・経営の意思決定の迅速さ。
歯車が噛み合い過去最高の受注件数と売上をコストを抑えた形で作っていただけた事例。
ブルーム株式会社はWebプロモーションを得意としながら常にクライアントの伴走者と
してこれからも最善のご提案をしてまいります。